外国映画ベスト10+2

1  2001年宇宙の旅(1968)
2  ローマの休日 (1953)
3  ゴッドファーザー (1972)
4  ゴッドファーザーPART II (1974)
5  サウンド・オブ・ミュージック (1965)
6  バック・トゥ・ザ・フューチャー (1985)
7  十二人の怒れる男 (1957)
8  街の灯(1931)
9  ターミネーター (1984)
10  ターミネーター2 (1991)

ヒロシマナガサキ (2007)

ざくろの色Саят-Нова(1971)

(ぐっちーの映画ランキングは、私が今まで見た映画を、勝手にランキングしたものです。なんの権威も保証もありません。あしからず。) 

2001年宇宙の旅

『2001年宇宙の旅』(英語: 2001: A Space Odyssey)1968年アメリカ・イギリス合作SF映画

監督スタンリー・キューブリック 脚本スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク

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デビッド・ボーマン船長:キア・デュリア 公開当時は「ケア・ダレー」と表記されていた。

フランク・プール:ゲイリー・ロックウッド
ヘイウッド・フロイド博士:ウィリアム・シルベスター
HAL 9000(声):ダグラス・レイン
フロイドの娘:ビビアン・キューブリック キューブリック監督の実の娘。

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ぐっちーランク               SS★★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.30点

Yahoo!映画(5点満点)          4.06点
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あらすじと解説は『2001年宇宙の旅』専用ページで。『2001年宇宙の旅』専用ページへGO!

ローマの休日

ローマの休日』(ローマのきゅうじつ、原題:英: Roman Holiday)1953年アメリカ映画
製作・監督ウィリアム・ワイラー

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アン王女(アーニャ・スミス) - オードリー・ヘプバーン
ジョー・ブラッドレー - グレゴリー・ペック
アービング・ラドビッチ - エディ・アルバート
大使 - ハーコート・ウィリアムズ
ヴィアルバーグ伯爵夫人 - マーガレット・ローリングス
マリオ・デラーニ - パオロ・カルリーニ
プロブノ将軍 - トゥリオ・カルミナティ
ヘネシー支局長 - ハートリー・パワー
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 ヨーロッパきっての古い歴史と伝統を持つ某国の王女アンは、ヨーロッパ各国を表敬訪問中であった。最後の滞在国であるイタリアのローマで、過密なスケジュール、疲労感と自由のない生活への不満により、ついにアンはヒステリーを起こしてしまう。

 

 その夜、密かに城を抜けだした王女は、直前に打たれていた鎮静剤のせいで無防備にも路傍のベンチでうとうとしはじめる。そこに通りかかったのが、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレーだった。見かねて介抱するうち、いつの間にか王女はジョーのアパートまでついて来てしまう。眠くて仕方のない王女は詩を朗読して寝てしまう。

 

 翌朝になって彼女の素性に気づいたジョーは、王女の秘密のローマ体験という大スクープをモノにしようと、職業を偽り、友人のカメラマンであるアーヴィングの助けを得て、どうにか王女を連れ歩くことに成功する。

 

 アンはまず美容院で髪の毛を短くし、スペイン広場でジェラートを食べる。その後ジョーとベスパに二人乗りしてローマ市内を廻り、真実の口を訪れ、サンタンジェロ城前のテヴェレ川でのダンスパーティーに参加する。その様子をアーヴィングが次々にスクープ写真を撮っていくうち、永遠の都・ローマで自由と休日を活き活きと満喫するアン王女とジョーの距離は次第に近づいていくのであった。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.45点

Yahoo!映画(5点満点)          4.65点
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 アイドル映画、王道少女漫画などは、すべてこの映画を手本にしているのでは?

→アイドル映画とはアイドルの女の子を主人公にし、その子の持つ表情・雰囲気などの一番いい面がでるようにシナリオを作っていく映画。日本映画だと尾道三部作、ホイチョイ映画のようなもの。

→王道少女漫画とは、ヒロインのそばに客観的には理想的な男性がいるが、ヒロインはそれになかなか気づかず、紆余曲折の末ようやく自分の心がわかるというもの。

 観光地映画、本物の聖地巡礼映画ともいえる。

 何も考えず、なんの予備知識もなくこの映画を見たら、オードリー・ヘプバーンの完璧なまでの可愛らしさに驚かされる。その段階でもうこの話にどっぷり浸かれるわけだ。

ゴッドファーザー

『ゴッドファーザー』(原題: The Godfather)1972年アメリカ映画

監督 フランシス・フォード・コッポラ

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ドン・ヴィトー・コルレオーネ - マーロン・ブランド
マイケル・“マイク”・コルレオーネ - アル・パチーノ
サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ - ジェームズ・カーン
フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ - ジョン・カザール
コンスタンツァ・“コニー”・コルレオーネ・リッツィ - タリア・シャイア
トム・ヘイゲン - ロバート・デュヴァル
ケイ・アダムス・コルレオーネ - ダイアン・キートン
ピーター・クレメンザ - リチャード・カステラーノ
サルバトーレ・“サル”・テッシオ - エイブ・ヴィゴダ
ルカ・ブラージ - レニー・モンタナ
カルロ・リッツィ - ジャンニ・ルッソ
ジョニー・フォンテーン - アル・マルティーノ
ポーリー・ガットー - ジョン・マルティーノ
アポロニア・ヴィテッリ・コルレオーネ - シモネッタ・ステファネッリ

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 第二次世界大戦が終わった1945年。イタリア系アメリカ人のコルレオーネ家はニューヨーク市郊外の高級住宅街の一角を占める。屋敷では主人であるドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の娘コニー(タリア・シャイア)の結婚祝賀宴が豪勢にとり行われていた。ガソリン配給優遇措置を受けるためのステッカーが貼られた高級車が敷地外に並び、太陽の下では故郷を同じくするイタリア人が老いも若きも陽気に歌い踊っている。

 

 一方、邸の隅にある書斎では昼にもかかわらずブラインドが降ろされている。花嫁の父はかすかに寂しげな表情を浮かべ古い友人たちを迎え入れる。

 

 葬儀屋でドンに娘の名付け親(ゴッドファーザー)になってもらっていたアメリゴ・ボナセーラは、ドンに代理の復讐を求めてきた。ドンはアメリゴに「自分は殺し屋ではない」と説明し、かつ長年自分のところに寄り付かなかったことを責める。だが「(マフィアであるドンに)借りを作ることが怖かった」と心情を吐露するアメリゴを寛大に許し、友情に従い誠実に対応した。

 

 この謁見を、ドンのコンシリエーリ(相談役)であるトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)は部屋の隅で無表情のまま見つめている。

 

 宴の中、陸軍の制服に身を包んだ三男のマイケル(アル・パチーノ)が恋人のケイ(ダイアン・キートン)を伴い久しぶりに帰宅する。

 

 初めてマイケルの家を訪れたケイは彼の兄弟たち、大柄で快濶な長兄ソニー(ジェームズ・カーン)、大人しい次兄のフレド(ジョン・カザール)、それに血は繋がらないが兄弟同然に育った弁護士のトムを紹介される。突如現れた人気歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)に目を丸くしてマイケルに種明かしをせがむ。マイケルはドンが非合法な手段によりこの歌手を救った過去を明かした。ドン・コルレオーネ、即ち彼の父が組織暴力のトップ「ゴッドファーザー」であることを率直に伝える。ソニーもフレドも組織の幹部でありトムはコンシリオーリとして官房に携わっていたのだ。

 

 驚くケイに対しマイケルは、彼らは家族として重要な存在だが、自分はその家業には無縁であると誓う。ドンもまたマイケルが堅気の生活を送ることを望んでいた。自分の道を歩こうとするマイケルはケイと恋人同士の時間を過ごす。賑やかなマンハッタンの街中をデートする2人。ラジオシティ・ミュージックホールを過ぎようとした時スタンドで売られている新聞を見たマイケルは驚愕する。そこにはドン・コルレオーネが襲撃され重傷を負った記事が載っていた。この瞬間からニューヨーク五大ファミリーの一つとして地下帝国で栄華を誇ったコルレオーネ家の運命は悲劇の暗転を繰り返すこととなる。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.57点


Yahoo!映画(5点満点)          4.60点
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  初公開時、映画館の割と前の方の席で見ていた。馬の血の生臭いにおいを感じた。

これほどまで重圧を持ってせまってくる映画があるなんて思わなかった。すごい映画だと思った。


 これぞ名作と言える作品です。 


ゴッドファーザーPART II

 

 『ゴッドファーザー PART II』(原題: The Godfather Part II )1974年アメリカ映画

監督はフランシス・フォード・コッポラ

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ドン・マイケル・コルレオーネ - アル・パチーノ
トム・ヘイゲン - ロバート・デュヴァル
ケイ・アダムス・コルレオーネ - ダイアン・キートン
ヴィトー・コルレオーネ - ロバート・デ・ニーロ
フレド・コルレオーネ - ジョン・カザール
コニー・コルレオーネ - タリア・シャイア
ハイマン・ロス - リー・ストラスバーグ
フランク・ペンタンジェリ - マイケル・V・ガッツォ
パット・ギアリー上院議員 - G・D・スプラドリン
アル・ネリ - リチャード・ブライト
ジョニー・オラ - ドミニク・チアネーゼ
ソニー・コルレオーネ - ジェームズ・カーン
ウィリー・チチ - ジョー・スピネル

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『ゴッドファーザー』の続編だが、物語の時系列はやや複雑で、前作の後日談であると共に前日談に相当する。第一作でコルレオーネ・ファミリーを継承したマイケル・コルレオーネのその後を語ると同時に、若かりし頃のヴィトー・コルレオーネが力を手にして浮上していく様を丁寧に描き出す。


この映画では、二つの物語が同時進行で語られる。一つ目の物語の舞台は1958年から1959年で、前作『ゴッドファーザー』に続くマイケル・コルレオーネの姿が描かれる。もう一方の物語は1901年から1941年までの、マイケルの父ヴィトー・コルレオーネの在りし日の姿を描く。幼い頃にニューヨークに渡りコルレオーネ・ファミリーを築いていくヴィトーの物語が、現在のファミリーを守るために戦うマイケルの物語と交錯する。

 (ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.39点


Yahoo!映画(5点満点)          4.61点
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 映画として訴えていることは、愛でも夢でも希望でもない。自分たちの世界とはかけ離れたマフィアの世界。なのにこの臨場感はなんだ。1作目ほどの重厚さはないかもしれないが、デニーロはやはり名優。1作目の世界を壊さずに掘り下げてくれる。マーロン・ブランドは目に見えなくても、その存在感を感じる。こんなすごい続編があるだろうか。

 決して心を寄すべき者ではないマフィアのボスに、ボス故の悲哀に、ついには同情を禁じ得なくなる。とてつもなく孤独にならざるを得なかった男の惨めさが悲しくなる映画です。

サウンド・オブ・ミュージック

『サウンド・オブ・ミュージック』(英: The Sound of Music)ミュージカル映画1965年アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
アカデミー賞作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞の5部門を獲得

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マリア ジュリー・アンドリュース
ゲオルク クリストファー・プラマー
エルザ エリノア・パーカー
マックス リチャード・ヘイドン
修道院長 ペギー・ウッド
リーズル シャーミアン・カー
フリードリッヒ ニコラス・ハモンド
ルイーザ ヘザー・メンジース
クルト デュアン・チェイス
ブリギッタ アンジェラ・カートライト
マルタ デビー・ターナー
グレーテル キム・カラス
ロルフ ダニエル・トゥルーヒット
ツェラー ベン・ライト
シュミット夫人 ノーマ・ヴァーデン
執事フランツ ギル・スチュアート
マルガリータ アンナ・リー
ベルテ ポーティア・ネルソン
カタリナ エイダ・ベス・リー
アガタ ドリーン・トライデン
ソフィア マーニ・ニクソン
バーニス エヴァドニ・ベイカー

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 オーストリアのザルツブルク。1938年のドイツによるオーストリア併合及び第二次世界大戦の前夜。映画の冒頭にジュリー・アンドリュースが山々に囲まれた緑の大地の上で歌い踊る≪歌:サウンド・オブ・ミュージック≫。出演者などの字幕の最後に「オーストリア 1930年代 最後の黄金の日々」という字幕が出る。

 

 マリアは修道女見習い。お転婆で周囲の修道女にからかわれていた≪歌:マリア≫。ある日、修道院長に、トラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師をするように勧められ、トラップ邸へ向かう≪歌:自信を持って≫。

 

 ゲオルク・フォン・トラップ大佐(ゲオルク)はオーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人で数年前に妻を亡くして以来、子供たちの家庭教師がどれも長続きせず困っていた。ゲオルクは、子供たちを軍隊のように厳しくしつけているが、子供たちはいたって快活。早速カエルをマリアのポケットに忍ばせて悪戯をする。

 

 夕食。子供たちの悪戯で席に置かれた松かさの上に知らずに座ったマリアは悲鳴をあげるが、父ゲオルクには「持病のリウマチの発作で」と誤魔化し、子供たちに朗らかに「歓迎の意」のお礼を述べる。

 

 やがてゲオルクに電報が届き、翌日からウィーンに出かけることになる。長女リーズルは電報配達のロルフと密かな恋仲であり、夕食途中で席を立ちロルフに会いに行く。ふたりは互いの愛を確かめ合い、甘いひとときを過ごす≪歌:もうすぐ17才≫。

 

 だが、時間が過ぎて閉門の時刻を忘れてしまい家から締め出されたリーズルは、マリアの部屋の窓からそっと入ってきた。外は雷鳴が音高く轟き、雷を怖がる弟や妹たちも次々にマリアの部屋に集まってきた。雷鳴と雷光におびえる子供たちにマリアは、「哀しい時、つらい時は楽しいことを考えましょう」と教える≪歌:私のお気に入り≫。すっかり打ち解けたマリアと子供達だったが、就寝時間を守らなかったことで父ゲオルクにたしなめられる。

 

 マリアは海軍の制服のような子供たちの衣服をかわいそうに思い、部屋のカーテンで遊び着を作って山に遠足に出かける。子供たちが悪戯や悪さをするのは父ゲオルクの気を引きたいからだと聞かされたマリアは、歌を歌って気を引いてはどうかと提案するが、母を亡くしてから長く家で音楽を奏でることがなかったため、皆が知っている歌がひとつもないと聞いて驚く。そこでマリアは子供たちに歌を基礎の基礎、ドレミの階名から教える≪歌:ドレミの歌≫。

 

 数日してマリアと子供たちが川遊びをしているところに、ゲオルクが婚約者のエルザ・シュレーダーと友人マックス・デトワイラーを連れて戻る。奇妙な遊び着を着ていることでゲオルクは激昂するが、マリアは子供達に目を向けて欲しい、寂しさに応えてあげて欲しいと必死で訴える。取りつく島もなくゲオルクはマリアに解雇を言い渡すが、子供たちの合唱する声に吸い寄せられ、自らも長い間忘れていた歌を歌う≪歌:サウンド・オブ・ミュージック≫。自分の教育方針は独りよがりだったとゲオルクは詫び、マリアは引き続き家庭教師としてトラップ邸に留まるよう依頼される。

 

 マリアと子供たちはエルザとマックスを歓迎する会を開く。その歌のすばらしさと人形劇の面白さにゲオルクは大喜びする≪歌:ひとりぼっちの羊飼い≫。マックスは子供たちを合唱団として売り込むことを提案するがゲオルクは一笑に付す。そこでマリアはゲオルクに「次はあなたの番」とギターを差し出す。ゲオルクは照れて拒むが、子供たちに押し切られる形でギターを受け取り、昔を懐かしむかのように情感をこめて≪歌:エーデルワイス≫を歌い上げる。

 

 エルザの提案でトラップ邸で舞踏会が開かれた。楽団がワルツを演奏して参加した人々がダンスを踊り、テラスでは子どもたちとワルツに興じるマリアであったが、やがてオーストリアの民族舞踊レントラーの曲に変わると、ゲオルクが現われてマリアと踊りだし、二人の目が合うと、マリアは「これ以上はもう忘れた」と言って踊りをやめるが、顔を赤くして立ち尽くしてしまう。二人の間に愛が生まれつつあることに気付くのであった。

 

 部屋に戻る子供たちが歌う≪歌:さようなら、ごきげんよう≫。出席者の中に地元の指導者ゼラーがいて、オーストリア国旗を掲げるゲオルクに国旗を降ろしドイツ国旗に変えるように忠告するが、ゲオルクは逆に彼を批難する。一方マックスはマリアがパーティーの食事に出席するよう提案し、ゲオルクも了承する。

 

着替えのために2階に上がったマリアにエルザが、ゲオルクがマリアに気があるのではないかと伝える。エルザはゲオルクとマリアが互いにそれと気付かず惹かれあっていると感じており、二人の仲が進むのを危惧していた。ゲオルクの気持ちを本気にするなと言うエルザの言葉に、これ以上トラップ邸にいられないと思ったマリアは置き手紙をしてそっと修道院に戻る。【第1部 終わり】

 

 

 突然のマリアとの別れを寂しがる子供たちは修道院にマリアを訪ねるが、会えずに戻ることとなる。マリアは部屋に閉じこもったままで、そして修道院長に懺悔し、罪を犯した自分は一生神に仕えると訴えるが、逆に院長から神の愛も男女の愛も同じだ、向き合って自分の道を見つけなさいと諭される「全ての山に登れ、全ての道を歩き、全ての虹を渡れ、自分の夢を見つけるまで、生きている限り愛を注げる夢を見つけるまで」≪歌:すべての山に登れ≫。やがてトラップ邸にマリアは戻る。修道院へ行っていたため昼食に遅れた子供たちは父親に叱責され、歌を歌って元気を出そうと歌っていると≪歌:私のお気に入り≫、重なるようにマリアの歌声が聞こえた。

 

 その晩、バルコニーで結婚を語り合うゲオルクとエルザだが、ゲオルクの目は夜の庭をそぞろ歩くマリアの後姿を追っていた。ゲオルクはすでに自分の心がマリアに向いていることに気づき、エルザに婚約解消を告げる。ゲオルクとマリアは、邸宅の庭で互いの愛を告白する≪歌:何かいいこと≫。

 

 二人は教会で子供たちや修道女たちに祝福されて結婚式を挙げ≪歌:マリア≫、新婚旅行に出かける。

 

二人が新婚旅行に行っている間に、オーストリア併合に伴い進駐してきたドイツ軍がザルツブルクにも駐屯していた。コンクールが行われる日、練習を終えて出てきたリーズルがロルフを見かけたが、彼はリーズルにゲオルク宛の電報を託し、リーズルに対しどこか冷たくなっていた。ロルフはオーストリア・ナチス党の親衛隊員になっており、ナチス式敬礼をした上にゲオルクもドイツ軍人としての任務に就くよう忠告する。

 

 一方、母国の不穏な雰囲気を察して急いで新婚旅行からこの日戻ったゲオルクの家には今やドイツのみならずオーストリアの国旗となったハーケンクロイツ旗が掲げられており、激昂したゲオルクはその旗を引きずりおろす。また、マックスは子供たちを合唱団として売り込む事を諦めておらず、ゲオルクが居ない間にコンクールへの出場を決めてしまっていたが、ゲオルクはなおも反対した。リーズルから渡された電報は、有能な軍人であったゲオルクに対するドイツ海軍からの出頭命令であった。愛国者でありドイツのオーストリア併合に反対するゲオルクは、ドイツ軍の言うとおりに出頭する気はなく時代の大きな波を感じとり、中立国であるスイスへ一家で亡命することを決意する。

 

 その晩、トラップ一家が亡命する為に屋敷を出ると、今やドイツ第三帝国の官吏となった(もとのオーストリア人)ゼラーが待っていた。実はトラップ邸の執事でオーストリア・ナチス党員のフランツが亡命の計画を密告していたのである。ゼラーは出頭命令のもとゲオルクを新たな任務先へ護送しようとするが、ゲオルクは自身が反対していたコンクールを口実にし、ゼラーはコンクールが終わり次第護送するという条件を出して、護送の延長を許した。親衛隊の厳重な監視の下、ザルツブルクの祝祭劇場で行われたコンクールで≪歌:ドレミの歌ほか≫]と、≪歌:エーデルワイス≫、そして≪歌:さようなら、ごきげんよう≫を歌って2~3人ずつ舞台から消えていく。審査の結果が3位、2位と発表されて最後に優勝としてトラップ一家が発表されるが舞台に現れず、その表彰式の隙にトラップ一家は劇場から逃げ出していた。

 

 一家はマリアのいた修道院に逃げ込むが、修道院長から国境が閉じられたことが伝えられ、ゲオルクは山を越えることを決意する。やがて親衛隊が修道院に到着して車を入口において修道院内を捜索する。その中にはロルフもおり、一家が墓場に潜んでいることに気付いたロルフは銃を構えるが、リーズルとゲオルクに声をかけられ一瞬躊躇する。同行するよう説得するゲオルクに反発したロルフは大声をあげ上官に通報するが、一家は裏口から車で逃走する。親衛隊も追跡しようと止めていた車で発車しようとしたがエンジンがかからず、トラップ一家を取り逃がしてしまう。直後に修道院長に対し罪を犯したと告白する修道女たちの手には、そのエンジンから外した部品が握られていた。

 

国境線が全て閉鎖されているため、トラップ一家は徒歩で山を越えて逃亡先のスイスへと向かう≪歌:すべての山に登れ≫。【第2部 終わり】(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.50点
Yahoo!映画(5点満点)          4.57点
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 冒頭からアルプスの美しい景色に圧倒され見入ってしまう映画である。ジュリー・アンドリュースは、決して美人ではないが、その若い明るい歌声に引きつけられ、気がつくとこの映画の世界に入っている、そんな名作である。ドレミの歌をはじめ、その後歌い続けられる名曲が多いのもこの作品の特徴。繰り返し見て下さい。

バック・トゥ・ザ・フューチャー

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)1985年アメリカ映画
監督ロバート・ゼメキス

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マーティ・マクフライ (Marty McFly) マイケル・J・フォックス 
エメット・ブラウン博士(ドク) (Dr. Emmett "Doc" L. Brown) クリストファー・ロイド
ビフ・タネン (Biff Tannen) トーマス・F・ウィルソン
ロレイン・ベインズ・マクフライ (Lorraine Baines McFly) リー・トンプソン
ジョージ・マクフライ (George McFly) クリスピン・グローヴァー

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 1985年のカリフォルニア州ヒルバレーに住むロックとペプシが大好きな高校生マーティ・マクフライは、科学者である親友のエメット・ブラウン博士(通称ドク)を手伝って、深夜のショッピングモールの駐車場にて、乗用車デロリアンを改造してドクが開発したタイムマシンの実験をする。 実験は成功したが、ドクがタイムマシンの燃料であるプルトニウムを調達するために騙したリビアの過激派の襲来に遭い、ドクは機関銃で撃たれ倒れてしまう。同じく命を狙われたマーティはとっさにタイムマシンに乗って逃走するが、シフトレバーを動かす際に肘で次元転移装置のスイッチを入れてしまった為、30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。

 

 1985年に戻ろうとするマーティだったが、タイムマシンは燃料のプルトニウムを使い果たしてしまった為、タイムスリップすることが出来なくなっていた。そこでマーティは1955年のドクと会い、未来に帰る手助けをしてもらうことにした。最初は疑念の目を向けるドクだったが、タイムトラベル理論を思いついたきっかけなど、当時の自分しか知らないはずの事情をマーティーが知っていたことから彼を信じ、数日後にヒルバレーの時計台に落ちる予定の雷(マーティーがたまたま1985年から持ってきたチラシにこのことが書いてあった)の力を利用しタイムマシンを稼動させる算段を立てる。

 

 しかし、もう一つ問題があった。この年はマーティの父・ジョージと母・ロレインが結婚のきっかけを得た年であったが、ふとした事から若きロレインはマーティに恋をしてしまった。このままでは父と母が結婚せずマーティが生まれなかったことになってしまい、存在が消滅してしまう。落雷当日に行われたプロムで、臆病者のジョージが不良のビフ・タネンを退けてロレインとキスをする手助けをしたマーティは、かろうじて自身の消滅を免れ、落雷の時間ギリギリにデロリアンに乗り込み、ドクの命がけの助力で「1985年のドクが銃撃される直前の時間」への帰還に成功する。

 

 すぐに現場に駆けつけたマーティだったが、あと一歩及ばずドクはまたも過激派の銃撃を受けてしまった。その場に泣き崩れるマーティだったが、彼の目の前でドクはゆっくりと起き上がる。1955年から帰還する直前にマーティが残した手紙で、自分が銃撃される未来を知っていたドクは防弾対策を施していたのだった。ドクとの再会を喜んだ後に自宅に戻ったマーティは自宅が裕福になっていたことに驚く。1955年にマーティの介入によってビフを倒したジョージは臆病な性格を改善し、小説家として大成していたのだった。

 

 そんな彼の目の前に、再びドクがデロリアンに乗って現れる。未来で重大なトラブルが起こったので、解決のために同行して欲しいというのである。マーティと、その場に居合わせたガールフレンドのジェニファーを乗せ、デロリアンは空を飛んで未来へと向かうのだった。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  9.00点
Yahoo!映画(5点満点)          4.72点
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 (以下工事中)

十二人の怒れる男

『十二人の怒れる男』(じゅうににんのいかれるおとこ、12 Angry Men)1957年アメリカ映画

原作はレジナルド・ローズ

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陪審員1番 マーティン・バルサム
陪審員2番 ジョン・フィードラー
陪審員3番 リー・J・コッブ
陪審員4番 E・G・マーシャル
陪審員5番 ジャック・クラグマン
陪審員6番 エドワード・ビンズ
陪審員7番 ジャック・ウォーデン
陪審員8番 ヘンリー・フォンダ
陪審員9番 ジョセフ・スィーニー
陪審員10番 エド・ベグリー
陪審員11番 ジョージ・ヴォスコヴェック
陪審員12番 ロバート・ウェッバー

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父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描く。

法廷に提出された証拠や証言は被告人である少年に圧倒的に不利なものであり、陪審員の大半は少年の有罪を確信していた。全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張する。彼は他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求する。

陪審員8番の熱意と理路整然とした推理によって、当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちの心にも徐々にある変化が訪れる。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.59点


Yahoo!映画(5点満点)          4.57点
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 (以下工事中)

街の灯

『街の灯』(まちのひ、City Lights)1931年アメリカ映画
監督・脚本・製作・主演チャールズ・チャップリン

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放浪者:チャールズ・チャップリン
盲目の花売り娘:ヴァージニア・チェリル
花売り娘の祖母:フローレンス・リー
富豪:ハリー・マイヤーズ
富豪の執事:アラン・ガルシア
市長、花売り娘の階下の住人:ヘンリー・バーグマン
放浪者の相手のボクサー:ハンク・マン
迷信のボクサー:ヴィクター・アレクサンダー
医師:T・S・アレクサンダー
警官:ハリー・エイヤース
道路清掃夫、強盗:アルバート・オースチン
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 主人公は浮浪者の男である。男はある日、街角で盲目の花売り娘と出会い一目惚れしてしまう。彼女は落とした花を拾ってくれた男がタクシーで去っていったと勘違いし、その男が金持ちの紳士と思い込む。その夜、浮浪者の男は妻と別れ自殺しようとした富豪を助け、友達になる。しかしこの富豪は酔っぱらった時には浮浪者のことを思い出すが、素面の時は忘れてしまう。


 浮浪者の男は花売りの娘から花を買って紳士を装っていた。いつの間にか娘にとって、男はただのお金持ちではなく、それ以上の人物となっていった。男は病気の彼女のために働き出し、彼女の家へ通い詰めできる限りの献身をするのだった。ある日、娘とその祖母が家賃を滞納し立ち退きを迫られていることを知った男は、娘を助けるためにお金を工面しようとする。しかし遅刻で仕事をクビになり、途方に暮れていたところに、八百長ボクシングへの出場を持ちかけられた。ところがその試合の寸前、相手は逃亡、やむを得ず強力な相手と試合をする羽目に。あの手この手で攪乱しつつ必死で戦うが、あえなく敗れる。


 浮浪者の男は途方に暮れていると、街で偶然酒に酔った富豪と再会し、彼の家に行き娘の事情を話すと1,000ドルもの大金を援助してくれた。しかし運悪く、室内には2人組の強盗も居合わせており、頭を強打され倒れた富豪を見て浮浪者は大慌てで警察を呼ぶ。警官が到着した時には強盗は逃げてしまい、意識を取り戻した富豪の酔いもすっかり覚めていた。警官に疑われた浮浪者は富豪の家から逃走する。翌日、浮浪者の男は花売りの娘に家賃と目の手術代として1,000ドルを手渡しその場を立ち去った。その帰りに男は無実の強盗容疑で捕まってしまう。


 時は流れ、刑務所から出た浮浪者の男が街をとぼとぼと歩いていると目の治った花売り娘と再会した。娘は1,000ドルを自分に渡した恩人は金持ちの紳士だと思い込んでいるので、まさかこの浮浪者が恩人だとは思いも寄らない。そのまま立ち去ろうとする浮浪者の男に彼女は哀れみから一輪のバラと小銭を手渡そうとする。その時、男の手を握った娘はこの浮浪者こそが恩人であることに気付くのだった。男は困惑しながらも、かつての優しい微笑みを浮べた。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.41点

Yahoo!映画(5点満点)          4.67点
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 (以下工事中)

ターミネーター

『ターミネーター』(原題: The Terminator)1984年アメリカとイギリスの合作映画
監督 ジェームズ・キャメロン

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ターミネーター(T-800) - アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー・J - リンダ・ハミルトン
エド・トラクスラー - ポール・ウィンフィールド
ハル・ブコビッチ- ランス・ヘンリクセン
ピーター・シルバーマン - アール・ボーエン

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 2029年の近未来。反乱を起こした人工知能スカイネットが指揮する機械軍により絶滅の危機を迎えていた人類だが、抵抗軍指導者であるジョン・コナーの指揮下、反撃に転じた。脅威を感じたスカイネットは、未来から現代へ殺人アンドロイド「ターミネーター・サイバーダインシステム・モデル101」を送り込み、ジョンの母親サラ・コナーを殺害することでジョンを歴史から抹消しようと目論む。同じ頃、抵抗軍からも兵士カイル・リースが、サラの護衛という使命を帯びて未来から送り込まれた。人類の命運を分ける戦いが、1984年5月12日木曜日のロサンゼルスで始まる。


 手始めにターミネーターはサラの居場所を割り出そうとするが、情報にあるのは、「サラ・コナー」という名前と「ロサンゼルス」という住所だけであったため、同姓同名の女性を片っ端から殺し始めていく。その後、サラの友人を殺害し、偶然にもサラの顔と声の情報を入手、遂に居場所を突き止め、殺害を実行しようと銃口を向けるが、探していたカイルが間一髪で阻止し、2人で逃走。


 事態が飲み込めず怯えるサラに、カイルは「襲撃者はロボットであり、サラを殺害するために未来から送り込まれ、彼女が死ぬまで狙い続けること」「カイルはまだ見ぬサラの息子(ジョン・コナー)の指示により、彼女を守るために現代へやってきたこと」を告げる。カイルを疑っていたが、やがて心を開くサラ。ターミネーターから逃れるうちに互いへの愛を抱くようになった2人は、モーテルで結ばれた。


 休息も束の間、更なる追撃を受けるサラ達。ターミネーターの運転する大型タンクローリーに対し、満足な武器もなく、手製のダイナマイトでの応戦を余儀なくされるカイルだったが、タンクローリーの隙間にダイナマイトを入れて爆破、ターミネーターを炎上させる事に成功する。しかし燃えたのは表面の生体細胞と服だけだった。


 ターミネーターは炎上する車の残骸から、超合金製の骨格を露にした姿で立ち上がり、更に追いかけてくる。サラと共に近くの工場へ逃げ込んだカイルは、再びターミネーターの爆破に成功したものの力尽き、サラも片足に重傷を負う。カイルの死を嘆くサラに、上半身だけとなってなおも迫るターミネーター。サラはターミネーターをプレス機に誘導して押し潰し、遂に完全に破壊した。


 数か月後の11月10日、カイルとの子ジョンを宿したサラは、やがて訪れる「審判の日」へ向けての戦いを決意し、旅立つ。


 だが、工場に残されたターミネーターの無傷の右腕と破損したチップは極秘に回収され、やがてスカイネットの誕生につながるのだった。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.94点

Yahoo!映画(5点満点)          4.57点
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 (以下工事中)

ターミネーター2

 

 『ターミネーター2』(Terminator 2: Judgment Day)1991年アメリカ映画
監督 ジェームズ・キャメロン

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ターミネーター(T-800) - アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー - リンダ・ハミルトン
ジョン・コナー - エドワード・ファーロング
T-1000 - ロバート・パトリック
ピーター・シルバーマン - アール・ボーエン
マイルズ・ダイソン - ジョー・モートン
ジャネル - ジェニット・ゴールドスタイン
トッド - ザンダー・バークレー
カイル・リース - マイケル・ビーン

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 1994年/1995年のロサンゼルス。10年前のサラ・コナーとターミネーターの死闘を知る者は無く、近未来に起こるスカイネットとの戦争を口にするサラは精神病患者として警察病院へ収監され、カイル・リースとの間に生まれた息子のジョンは養父母の下に引き取られていた。


 ある日、時空を超えて再び2体のターミネーターが送り込まれる。1体は10年前と同モデルのT-800・モデル101型、もう1体は変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型。2体はそれぞれ共通の目標であるジョンを捜索し、ほぼ同時に発見する。襲いかかるT-1000からジョンを救ったのは、かつてサラを襲ったT-800だった。


 T-1000の追撃を振り切った後、T-800は未来のジョンが過去の自分を護るためにT-800を再プログラムしてこの時代へ送り込んだことを告げる。T-800の出現によりサラの話が真実であることを知ったジョンは、T-1000の次の標的であるサラの救出に向かう。


 辛くもサラを保護してT-1000から逃れた一行は、メキシコ方面への逃亡を図る。かつて殺されかけたターミネーターと同型のT-800にサラは疑念を拭えなかったが、やがてこの忠実な殺人機械こそがジョンの絶対的な保護者としてふさわしい存在であることを悟る。


 T-800から、スカイネット誕生に繋がるコンピュータ素子を開発することになるサイバーダイン社の技術者マイルズ・ダイソンの存在を知らされたサラは、戦争を阻止すべく単身でダイソン宅に侵入して彼の殺害を試みるが、傷つけられてなお妻子と庇い合うダイソンの姿に思い留まった。サラを追って来たジョン達はダイソン夫妻に全てを話し、彼の研究がサラに破壊された最初のターミネーターの残骸に基づいていることを知る。


 因果の輪を断ち切るべく、一同はマイルズを伴ってサイバーダイン社へ侵入。警官隊に包囲された中、マイルズの犠牲により研究の全てを破壊するが、逃亡する一同の背後にはT-1000が迫っていた。


 逃亡の末、製鉄所でT-800はT-1000との最後の対決に挑む。T-1000は液体窒素での冷凍を経てバラバラにしたが直ぐに再生してしまう。T-1000の脅威的な猛攻の前に一度は動力源を破損し、機能停止するT-800だったが、予備電源により再戦し、M79 グレネードランチャーを撃ち込み、溶鉱炉へ転落させることで、ようやくT-1000の破壊に成功した。


 T-1000は消滅したものの、サイバーダイン社で破壊したプロセッサと同じものがT-800にも内蔵されているため、彼は自身を溶鉱炉へ沈ませて「消滅」させることをサラとジョンに求める。だが二人にとって、もはやT-800は単なる「機械」という存在を遥かに超えていた。泣き叫ぶジョンの姿を目の当たりにしたT-800は、初めて人間の感情と生命の尊厳を理解する。二人と別れの抱擁と握手を交わした後、彼が溶鉱炉へ沈みながら最後に見せたのは、メキシコでジョンに教えられたサムズアップであった。


 不確定な未来の闇に対し、サラは殺人機械ターミネーターが生命の価値を学べた事実に希望の光を見出すのだった。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.57点

Yahoo!映画(5点満点)          4.76点
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 (以下工事中)

 特別推薦作品1

ヒロシマナガサキ

『ヒロシマナガサキ』 (原題 White Light, Black Rain: The destruction of Hiroshima and Nagasaki) は、日系米国人映画監督スティーヴン・オカザキ (Steven Okazaki) がインタビューアとなって広島原爆・長崎原爆の被爆者14名(うち1人は漫画家の中沢啓治)と、投下に関与した米国側の関係者4名に取材したドキュメンタリー映画。2007年アメリカ。


 オカザキ監督は当初、1995年の「原爆投下50周年」にあわせての映画制作を構想していたが、エノラ・ゲイのスミソニアン博物館への展示が政治問題となり、企画は頓挫した。だが、2005年の「原爆投下60周年」のタイミングで、再度企画がスタートし、この映画を完成させることとなった。


 アメリカ合衆国では2007年8月6日夜、ケーブルテレビHBOが全米に放映した。原爆投下の正当性を根強く信じる米国人がどう受け止めるか、注目をあびた。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク       特別推薦        
みんなのシネマレビュー(10点満点)  9.08点

Yahoo!映画(5点満点)          4.28点
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 (以下工事中)

特別推薦作品2

ざくろの色Саят-Нова

「ざくろの色」は旧ソ連グルジア出身の監督、セルゲイ・パラジャーノフによって撮られた1971年公開のソ連映画。

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第一章 詩人の幼年時代
  雷雨に濡れた膨大な書物を干して乾かす日常の風景。幼いサヤト・ノヴァの、書物への愛の芽生え。

  第二章 詩人の青年時代
  宮廷詩人となったサヤト・ノヴァは王妃と恋をする。彼は琴の才に秀で、愛の詩を捧げる。

  第三章 王の館
  王は狩りに出掛け、神に祈りが捧げられる。王妃との悲恋は、詩人を死の予感で満たす。

  第四章 修道院
  詩人は修道院に幽閉された。そこにあるのは婚礼の喜び、宴の聖歌、そしてカザロス大司教の崩御の悲しみ。

  第五章 詩人の夢
  夢のなかにはすべての過去がある。幼い詩人、両親、王妃がいる。

  第六章 詩人の老年時代
  彼の眼差しは涙に閉ざされ、理性は熱に侵された。心傷つき、彼は寺院を去る。

  第七章 死の天使との出会い
 死神が詩人の胸を血で汚す、それともそれはざくろの汁か。

  第八章 詩人の死
  詩人は死に、彼方へと続く一本の道を手探りで進む。だが肉体は滅びても、その詩才は不滅なのだ。

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ぐっちーランク       特別推薦      この作品は映像詩であっても、映画ではないかもしれない。   
みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.58点

Yahoo!映画(5点満点)          4.67点
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 (以下工事中)