四字熟語

頼芸求食  らいげいきゅうしょく

芸を売って生活すること。芸が身を助ける。また、官位や禄に未練があってなかなかやめようとしないこと。

 

雷轟電撃 らいごうでんげき
勢いが非常に激しいこと。

 

雷轟電転 らいごうでんてん
町中の喧騒の激しいことのたとえ。雷がとどろき稲妻がはしるように、人馬の叫びが激しいこと。

 

雷陳膠漆 らいちんこうしつ
とても深く固い友情のこと。膠や漆がかたく張り付くよりも二人の関係は固いと噂されたという故事から。(1級)

 

雷霆万鈞 らいていばんきん
他の比ではないほどの激しい勢いや力のたとえ。(1級)

 

雷同一律 らいどういちりつ
自分の考えなどなく、すぐに周りの意見にむやみに同調すること。

 

雷騰雲奔 らいとううんぽん
現れたかと思うと、すぐに去ってしまうこと。また、わずかな間もとどまることなく、かなたへ過ぎ去っていくこと。雷が鳴り響き、雲が急速に流れる意から。

 

雷同付加 らいどうふか
自分に定まった考えがないのに、むやみに他人の意見に賛成し、さらにその意見に乗じて自分の考えをつけ加えること。

 

雷同附和 らいどうふわ
自分の考えなどなく、周りの意見にむやみに同調すること。附和雷同。

 

来来世世 らいらいせせ
来世の次の来世という意味から、遠い遠い未来のこと。または、何度でも繰り返す来世という意味。

 

磊磊落落 らいらいらくらく
心がとても広く、些細なことにこだわらずさっぱりとしていること。(1級)

 

磊落闊達 らいらくかったつ
心が大きく、小事にこだわらないようす。 


磊落豪宕 らいらくごうとう
心が大きく、小事にこだわらないようす。度量が広く、豪快なようす。
 
磊落不羈 らいらくふき
度量が広く、豪快で、かつ非凡な才能を持っていること。

 

落英繽紛 らくえいひんぷん
花びらが散り、乱れ舞う様子。(1級)

 

楽禍幸災 らくかこうさい
他人の不幸を見て楽しんだり喜んだりすること。

 

楽髪苦爪 らくがみくづめ
人の苦楽の様子のことで、楽をしているときは髪が早く伸び、苦しいときは爪が早く伸びるということ。

 

落月屋梁 らくげつおくりょう
友人を思う切ない心情のこと。中国の詩人杜甫が江南に流された友人の李白を思い、「家の屋根に落ちかかる月に君の面影を見た」と詩を詠じたことから。

 

落穽下石 らくせいかせき
他人の弱みや窮地を狙って追い討ちをかけること。落とし穴に落ちた人を狙って石を落とすという意味から。(1級)

 

落地成根 らくちせいこん
植物の種子が地に落ちて、やがて根を張る。そして花が咲き、葉が繁り、また落葉となって根に帰る。

 

落筆点蠅 らくひつてんよう
失敗をうまく取り繕うこと。筆を落とした際の汚れをうまく蠅の絵にするという意味。

 

洛陽紙価 らくようのしか
著書の人気が出て、よく売れること。左思の著した「三都賦」が大評判になって、人々が争うように書き写したために、紙が不足して高騰したという故事から。

 

落落晨星 らくらくしんせい
仲のよい友人が次第にいなくなっていくこと。または、歳をとっていくにつれて友人が死んでいなくなること。夜が明けるにつれて星が一つ、また一つと消えていく様子から。

 

落落之誉 らくらくのほまれ
心の大きな度量のある人物という名声。

 

落落磊磊 らくらくらいらい
石が重なり集まっている状態。また、物事にこだわらないさま。

 

落花啼鳥 らっかていちょう
自然の風情のこと。または、春の風情を表す言葉。

 

落花時節 らっかのじせつ
春の末、花の落ちるころ。

 

落花繽紛 らっかひんぷん
花びらが、ひらひらと盛んに乱れ散るようす。

 

落花翩翩 らっかへんぺん
散ってゆく花びらがひらひらと舞うさま。

 

落花流水 らっかりゅうすい
落ちる花と流れていく水のことで、過ぎていく春のこと。または、人や物おちぶれることや、男女の気持ちが通じ合うことのたとえ。流水に花が落ちれば、花を浮かせたまま流れていくように、男に慕う心があれば、女にも情が生じ男を受け入れるという意味から。

 

落花狼藉 らっかろうぜき
あちこちひどく散らかっていること。花が舞い散るという意味から。 (1級)

 

乱離骨灰 らりこっぱい
めちゃめちゃになっている様子のこと。乱離はばらばら、骨灰は粉々に砕けるという意味。

 

濫竽充数 らんうじゅうすう (うは環境依存文字で竹冠に于。)
実際は能力のない者が、いかにも才能があるかのように振る舞い、分ぶん不相応の地位に居座って能力以上の待遇を受けること。(1級)

 

嵐影湖光 らんえいここう
山水の美しい景色の形容。山の新鮮な精気と湖面の輝きのこと。

 

爛額焦頭 らんがくしょうとう
大切なことを忘れて、必要の無いことを重要視すること。または、何かをするときに非常に苦労すること。火事の際に消火や救助をしてくれた人には感謝して、防火方法を教えてくれた人には感謝せず、加えて防火もしていなかったという故事から。

 

蘭薫桂馥 らんくんけいふく
蘭や桂が立派に成長して香り立つように、子孫が繁栄すること。

 

蘭桂騰芳 らんけいとうほう
蘭や桂が立派に成長して香り立つように、子孫が繁栄すること。

 

覧古考新 らんここうしん
古いものを参考にして新しいものを考察すること。温故知新。

 

蘭摧玉折 らんさいぎょくせつ
蘭の花が散り、玉が砕けるという意味から、美しい女性や賢い人の死のこと。(1級)

 

乱雑無章 らんざつむしょう
秩序が乱れていることや筋道が立たないこと。

 

蘭秀菊芳 らんしゅうきくほう
蘭に秀有り 菊に芳有り。らんや菊が美しく咲き、香りたっていること。

 

鸞翔鳳集 らんしょうほうしゅう
賢者や英雄が集結することのたとえ。(1級)

 

乱臣賊子 らんしんぞくし
君主を裏切り、国を乱す家臣や、親を悲しませたり大切にしない子のように、人の道を外れた悪事を働く人のこと。

 

蘭亭殉葬 らんていじゅんそう
書画などの骨董品をものすごく愛好し、執着すること。唐の太宗は「蘭亭週所」を偏愛し、自身の死後、原本を棺に一緒に入れるように命令を残したという故事から。

 

藍田生玉 らんでんしょうぎょく
藍田玉を生ず。名門から家柄に見合った優れた子弟の出ること。

 

乱筆乱文 らんぴつらんぶん
勝手なことをいい加減に書くこと。

 

乱暴狼藉 らんぼうろうぜき
法に背くような荒々しい振る舞いのこと。(1級)

 

乱脈経営 らんみゃくけいえい
筋道の立たない、でたらめな経営の仕方。
 
卵翼之恩 らんよくのおん
幼少から育てあげられた親の恩。父母が大事に子供を育てる恩をいう。

 

乱離拡散 らんりかくさん
戦争で世の中が乱れて人々が離れ離れになること。または、世の中が荒れ果てること。