四字熟語

夜雨対牀 やうたいしょう
兄弟や友人の間柄が大変親密なたとえ。雨の夜、その音を聞きながら兄弟が床を並べて仲良く寝るさま。(1級)

 

野鶴閑雲 やかくかんうん
世間を離れのんびりと自由に暮らすこと。または、のんびりとした生活を送る隠士の心境のたとえ。

 

冶金踊躍 やきんようやく
自分が置かれている今の立場に満足できないこと。

 

薬石之言 やくせきのげん
欠点を正すのに役立つ忠告という意味。人を戒める言葉を薬にたとえている。

 

薬石無効 やくせきむこう
薬や医者の治療がまったくもって効かないこと。

 

約法三章 やくほうさんしょう
簡単な法や取り決めを作り、それを実施することを民衆と約束すること。秦末期に関中を平定した劉邦が、県の長老に秦の法律を廃止して、人を殺したものは死刑、傷害と盗みは罰するとした三つの法の制定を約束した故事から。

 

薬籠中物 やくろうちゅうのもの
自分の使いたい時に自由に使える物や技術、または人のこと。

 

夜深人静 やしんじんせい
夜が更けて、人が寝静まり、ひっそりとするさま。丑三つどきの静けさ。

 

野心満満 やしんまんまん
心中が抱いている大きな望みに満ちあふれていること。

 

野蛮草昧 やばんそうまい
文化が遅れ、世の秩序が乱れていること。

 

野卑滑稽 やひこっけい
下品でいやしく、常識をはずれていてばかばかしい感じがすること。

 

野戦攻城 やせんこうじょう
野原や平地で戦闘をして、城を攻めること。

 

八咫之鏡 やたのかがみ
天照大神が岩戸に隠れているときに、石凝姥命が作ったとされる鏡。この鏡で天照大神自身を映し、興味を持たせて岩戸の外に引き出したとされる神話がある。 日本の天皇家の皇位継承の象徴の三種の神器の一つ。(1級)

 

山雀利根 やまがらりこん
新しいことを知ろうとせずに、今の知識にこだわること。山雀は一つの芸を覚えることは出来るが、それを応用することができないという意味から。

 

大和撫子 やまとなでしこ
しとやかで凛とした美しさの日本女性をたたえるときに使う言葉。

 

野無遺賢 やむいけん
官の任用から漏れた在野の賢人はいないはずだ。賢人はすべてしかるべき官庁に登用され立派な行政が行われること。

 

夜郎自大 やろうじだい
自分の力量も知らずに、偉そうに振舞うこと。中国、漢代にあった夜郎国の王が、漢の大きさを知らずに、漢国の使者に自分の国の大きさを自慢して、夜郎国と漢国のどちらが大きいか尋ねた故事から。頻出語。