日本映画 ぐっちーのベスト7

(ぐっちーの映画ランキングは、私が今まで見た映画を、勝手にランキングしたものです。なんの権威も保証もありません。あしからず。) 

SS★★★★★ 東京裁判(1983)、

S ★★★★  日本のいちばん長い日(1967)、さびしんぼう(1985) 

A ★★★    東京物語(1953)、七人の侍(1954)、私をスキーに連れてって(1987)、フラガール(2006)

東京裁判

1983年 日本
監督 小林正樹

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 “東京裁判”と呼ばれ、戦後日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判。

太平洋戦争敗戦後の昭和23年、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部にて開廷された裁判の模様を、裁判より25年の後に公開されたアメリカ国防総省の長大なフィルムをもとに製作した記録映画。

生々しい当時の映像をもとに、戦争責任の所在、国家と個人の関係、あるいは勝者が敗者を裁くことの限界といった様々な問題を浮き彫りにした渾身の力作。(Yahoo!映画より)

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 昭和23年1月22日。ポツダム宣言にもとづいて、連合軍最高司令官マッカーサー元帥が、極東国際軍事裁判所条例を発布し、戦争そのものに責任のある主要戦犯を審理することにした。

 

 満州事変から中国事変、太平洋戦争におよぶ17年8ヵ月間、日本を支配した指導者百名以上の戦犯容疑者の中から、28名が被告に指定され、法廷は市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部、現在の自衛隊市ヶ谷駐屯地に用意された。裁判官及び検事は、降伏文書に署名した9ヵ国と、インド、フィリッピンの計11ヵ国代表で構成され、裁判長にはオーストラリア連邦代表、ウイリアム・F・ウェッブ卿が、主席検察官にはアメリカ合衆国代表、ジョセフ・B・キーナン氏が選ばれた。一方弁護団は28人に対する主任弁護人が全部そろわず、キーナン検事団とはあまりにも格差がありすぎた。

 

 5月3日。開廷した裁判所では、まず起訴状の朗読が行われ、第一類・平和に対する罪、第二類・殺人、第三類・通例の戦争犯罪および人道に対する罪--に大別され、五十五項目におよぶ罪状が挙げられた。この裁判の一つの特徴は、戦争の計画や開始そのものの責任を問う「平和に対する罪」を設定したことである。弁護側は、戦争は国家の行為であり、個人責任は問えないと異議の申し立てを行ったが、個人を罰しなければ国際犯罪が実効的に阻止できないとの理由で、裁判所はこれを却下した。こうして23年4月16日まで、実に416回の公判が行われ、11月12日、判決がいいわたされるまで、2年6ヵ月の歳月と27億の巨費が費やされたのである。

 

 28名の被告のうち、大川周明は発狂入院して免訴となり、元外相松岡洋右と、元帥海軍大将永野修身は公判中死亡した。残る25名のうち、土肥原賢二大将、坂垣征四郎大将、木村兵太郎大将、松井石根大将、東条英樹大将、武藤章中将、広田弘毅元首相の7人が絞首刑を宣告され、他の被告は終身刑または有期刑であった。

 

 判決については、インド、オーストラリア、フランス、オランダ、フィリッピンの5判事が少数意見を提出して、異議を記録にとどめた。なかでもインドの判事パルは、裁判の違法性と非合理性を指摘して全員無罪を主張した。

 

 処刑は昭和23年12月23日(現天皇誕生日)未明、巣鴨拘置所で実施された。終身刑および有期刑を宣告された被告のうち、梅津美治郎陸軍大将、小磯国昭陸軍大将、白鳥敏夫元駐伊大使、東郷茂徳元外相4人は、服役中病死した。(映画.comより)

 

  1949年2月18日、極東委員会第五小委員会においてアメリカ代表は、「A級戦犯」裁判は2月4日の時点で終了し、新たな戦犯の逮捕は検討されていないという見解を示した。3月31日の極東委員会において、可能であれば捜査の最終期限を1949年6月30日とし、裁判は9月30日までに終了するという決議が採択された。

 1951年サンフランシスコ平和条約。1953年、極東軍事裁判で戦犯として処刑された人々は「公務死」と認定された。また収監されていた極東国際軍事裁判による受刑者12名は、1956年(昭和31年)3月末時点ですべて仮釈放されている。(ウィキペディア極東軍事裁判より)

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ぐっちーランク               SS★★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.25点

Yahoo!映画(5点満点)          3.83点
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日本人であれば見ておくべき作品だと思う。

帝国主義とは何か。産業革命があったがために植民地を必要とした西洋列強と、アジアの片隅に西洋的帝国を作ろうとした日本。どちらも正義を標榜したが、戦後50年たち70年たち、世界はどうなったか。

 (以下工事中)

日本のいちばん長い日

『日本のいちばん長い日』(にほんのいちばんながいひ)1967年(昭和42年)公開日本映画
監督 岡本喜八

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政府関係者

 

鈴木貫太郎男爵(内閣総理大臣) - 笠智衆
東郷茂徳(外務大臣) - 宮口精二
米内光政(海軍大臣) - 山村聰
阿南惟幾(陸軍大臣) - 三船敏郎
岡田忠彦(厚生大臣) - 小杉義男
下村宏(情報局総裁) - 志村喬
石黒忠篤(農商務大臣) - 香川良介
広瀬豊作(大蔵大臣) - 北沢彪
松阪広政(司法大臣) - 村上冬樹
豊田貞次郎(軍需大臣) - 飯田覚三
大臣 - 山田圭介
大臣 - 田中志幸

 

迫水久常(内閣書記官長) - 加藤武
木原通雄(内閣嘱託) - 川辺久造
佐藤朝生(内閣官房総務課長) - 北村和夫
佐野小門太(内閣理事官) - 上田忠好
鈴木一(総理秘書官) - 笠徹
小林海軍軍医 - 武内亨
首相官邸警護の巡査 - 小川安三

松本俊一(外務次官) - 戸浦六宏
大江晃(電信課長) - 堤康久


石渡荘太郎(宮内大臣) - 竜岡晋
加藤進(総務局長) - 神山繁
筧素彦(庶務課長) - 浜村純
佐野恵作(総務課員) - 佐田豊

川本信正(情報局総裁秘書官) - 江原達怡

 

陸軍関係者

 

若松只一中将(陸軍次官) - 小瀬格
吉積正雄中将(軍務局長) - 大友伸
荒尾興功大佐(軍事課長) - 玉川伊佐男
井田正孝中佐(軍務課員) - 高橋悦史
椎崎二郎中佐(軍事課員) - 中丸忠雄
竹下正彦中佐(軍事課員) - 井上孝雄
畑中健二少佐(軍事課員) - 黒沢年男
小林四男治中佐(陸軍大臣副官) - 田中浩

 

梅津美治郎大将(参謀総長) - 吉頂寺晃

 

杉山元元帥(第一総軍司令官) - 岩谷壮

 

畑俊六元帥(第二総軍司令官) - 今福正雄

白石通教中佐(第二総軍参謀兼司令官副官) - 勝部演之

 

田中静壱大将(東部軍司令官) - 石山健二郎
高嶋辰彦少将(東部軍参謀長) - 森幹太
不破博大佐(東部軍高級参謀) - 土屋嘉男
稲留勝彦大佐(参謀) - 宮部昭夫
板垣徹中佐(参謀) - 伊吹徹
神野敏夫少佐(参謀) - 関田裕
塚本清少佐(東部軍司令官副官) - 滝恵一

 

森赳中将(近衛第一師団長) - 島田正吾
水谷一生大佐(近衛第一師団参謀長) - 若宮忠三郎
渡辺多粮大佐(歩兵第一連隊長) - 田島義文
芳賀豊次郎大佐(歩兵第二連隊長) - 藤田進
古賀秀正少佐(参謀) - 佐藤允
石原貞吉少佐(参謀) - 久保明
大隊長 - 久野征四郎
宮城衛兵司令所の伍長 - 山本廉
徳川侍従を殴る師団兵 - 荒木保夫
師団兵 - 桐野洋雄
師団兵 - 中山豊

 

野中俊雄大佐(児玉基地飛行団長) - 伊藤雄之助
児玉基地副長 - 長谷川弘
少年飛行兵 - 大沢健三郎

 

横浜警備隊佐々木武雄大尉(隊長) - 天本英世

航空士官学校黒田大尉 - 中谷一郎

 

NHK愛宕山スタジオ警備の憲兵中尉 - 井川比佐志

 

海軍関係者

 

豊田副武大将(軍令部総長) - 山田晴生
大西瀧治郎中将(軍令部次長) - 二本柳寛
海軍省保科善四郎中将(軍務局長) - 高田稔

 

厚木基地(第302航空隊)小園安名大佐(司令) - 田崎潤
菅原英雄中佐(副長) - 平田昭彦
飛行整備科長 - 堺左千夫

 

宮城関係者

 

木戸幸一(内大臣) - 中村伸郎
平沼騏一郎(枢密院議長) - 明石潮
侍従蓮沼蕃大将(侍従武官長) - 北竜二
中村俊久中将(侍従武官) - 野村明司
清家武夫中佐(侍従武官) - 藤木悠
藤田尚徳(侍従長) - 青野平義
徳川義寛(侍従) - 小林桂樹
三井安弥(侍従) - 浜田寅彦
入江相政(侍従) - 袋正
戸田康英(侍従) - 児玉清
岡部長章(侍従) - 関口銀三

 

日本放送協会(NHK)関係者

 

大橋八郎(NHK会長) - 森野五郎
矢部謙次郎(国内局長) - 加東大介
荒川大太郎(技術局長) - 石田茂樹
高橋武治(報道部長) - 須田準之助
館野守男(放送員)[7] - 加山雄三
和田信賢(放送員) - 小泉博
長友俊一(技師) - 草川直也
技師 - 今井和雄
技師 - 加藤茂雄

 

原百合子(鈴木首相私邸女中) - 新珠三千代
政治部記者 - 三井弘次
佐々木大尉の後輩・横浜工高生(横浜必勝学生連盟) - 阿知波信介

ナレーター - 仲代達矢

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昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。

 

エンディングの配役クレジットタイトルは、昭和天皇役の八代目松本幸四郎以外は登場順で表示されている。

 

昭和天皇が家族とともにこの映画を公開年の12月29日に鑑賞していたことが、2014年(平成26年)9月に公表された『昭和天皇実録』で明らかにされた。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.46点

Yahoo!映画(5点満点)          4.37点
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映画というよりドキュメント、あるいは再現ドラマといったほうがよい作品。男というものは、結局ミエや意地が必要なのかもしれない。

 (以下工事中)

さびしんぼう

『さびしんぼう』は、1985年公開の日本映画

監督 大林宣彦
瀬戸内の尾道を舞台に少年の恋をノスタルジックに描いた作品である。主人公を監督の分身として描き、監督の自伝的色彩が強いといわれる。全編に、ショパンの『別れの曲』が流れる。

“尾道三部作”のひとつ。ポスターには、「尾道三部作 完結編」と記された。

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富田靖子 - さびしんぼう、橘百合子、ほか 一人四役
尾美としのり - 主人公 井上ヒロキ 役
藤田弓子 - 主人公の母親 井上タツ子 役
小林稔侍 - 主人公の父親で寺の住職 井上道了 役
浦辺粂子 - 主人公の祖母 井上フキ 役
岸部一徳 - 学校の先生 吉田徹 役
秋川リサ - 学校の先生 大村カズコ 役
佐藤允 - 学校の校長 役
入江若葉 - PTA会長 役
砂川真吾 - 主人公の友人 田川マコト 役
大山大介 - 主人公の友人 久保カズオ 役
林優枝 - 主人公の幼馴染 木鳥マスコ 役
根岸季衣 - マコトの母 役
明日香尚 - カズオの母 役
峰岸徹 - カズオの父 役
樹木希林 - 主人公の母親の旧友 雨野テルエ 役
小林聡美 - テルエの娘 雨野ユキミ 役

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 写真を趣味とする高校生の井上ヒロキは、名前も知らぬ他校の美少女(橘百合子)を「さびしんぼう」と呼び、憧れていた。そんなある日、友人ふたりと共に家である寺の本堂を掃除したのだが、母の古い写真の束をうっかり散乱させてしまう。その直後、ヒロキの前に突然、ピエロのような白塗りメイクとオーバーオールの奇妙な少女が、散乱した写真から抜け出たように現れた。突然現れて、何処へともなく消える彼女が名乗る名前も、なんと「さびしんぼう」!

 

 ある日のこと、百合子は通学の自転車が壊れ難儀していた。それを助けたことをきっかけに、ヒロキは憧れの君である「さびしんぼう」とも知り合うことが出来た。 ふたりの「さびしんぼう」とヒロキが尾道の町を舞台に織り成す、懐かしくも悲しい初恋の物語である。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               S ★★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.56点

Yahoo!映画(5点満点)          4.49点
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1位2位がドキュメントと準ドキュメントなので、創作としての映画としてはこの作品が邦画の実質ナンバーワン。以下ネタバレしまくりなので、映画未見者は立ち入り禁止。

 

ふんだんにちりばめた伏線と、その見事な回収。そして母と息子、父と母、父と息子の愛のかたち。

 

「すてきね。」

という短い何の変哲も無い百合子の言葉に、ヒロキは、ふだんはうっとうしく感じてるがそれは表面だけで、自分は母親から愛されていて、自分なりに母を愛していること、そのことが母親を亡くした百合子にはたまらなく素晴らしいことで、それがわかるから「そんなことはないよ」などという照れ隠しのような否定すら百合子を傷つけることだと、何も言えなくなる。短い台詞と二人の表情に、まだまだ数ページ費やしても書き切れないほどの思いを交錯させる。

 

「いけない。」

百合子のセリフをもうとつ。暖かい父母の愛に包まれた大きな寺の息子であるあなたと、母を亡くしたあと男手ひとつで育ててくれた父も病に倒れて、日々の生活の糧にすら苦しんでいる私とでは、住んでる世界が違う。あなたが見てくれた私は、夕日射す教室で、一人ピアノを弾く少女。どうか今は、私のそんなきれいな面だけを見ていて。あなたがこちら側の面を見て、悲しい思いをするのが私にはとても悲しいから。  これも短い一言に、あふれ出す思いが詰まっている。

 

この作品のほんの一コマを切り取ってみても、もう初老の私の涙腺が緩んでしまう作品。

 

 

 (以下工事中)

東京物語

『東京物語』1953年日本映画モノクロ
監督 小津安二郎

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平山周吉:笠智衆 尾道に妻と次女と共に暮らしている。
とみ:東山千栄子 周吉の妻。
紀子:原節子 戦死した次男の妻。アパートで暮らしている。
金子志げ:杉村春子 周吉の長女。美容院を営む。
平山幸一:山村聰 周吉の長男。内科の医院を営む。
文子:三宅邦子 幸一の妻。
京子:香川京子 周吉の次女。
沼田三平:東野英治郎 周吉の旧友。
金子庫造:中村伸郎  志げの夫。
平山敬三:大坂志郎 周吉の三男。国鉄に勤務している。
服部修:十朱久雄 周吉の旧友。
よね:長岡輝子 服部の妻。
おでん屋の女:桜むつ子
隣家の細君:高橋豊子 周吉の家の隣人。
鉄道職員:安部徹 敬三の同僚。
アパートの女:三谷幸子 紀子の隣室に住んでいる。

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尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ。

 しかし、長男の幸一も長女の志げも毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする2人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子だった。

 紀子はわざわざ仕事を休んで、2人を東京名所の観光に連れて行く。周吉ととみは、子供たちからはあまり温かく接してもらえなかったがそれでも満足した表情を見せて尾道へ帰った。


 ところが、両親が帰郷して数日もしないうちに、とみが危篤状態であるとの電報が子供たちの元に届いた。子供たちが尾道の実家に到着した翌日の未明に、とみは死去した。とみの葬儀が終わった後、志げは次女の京子に形見の品をよこすよう催促する。


 紀子以外の子供たちは、葬儀が終わるとそそくさと帰って行った。京子は憤慨するが、紀子は義兄姉をかばい若い京子を静かに諭す。紀子が東京に帰る前に、周吉は上京した際の紀子の優しさに感謝を表す。妻の形見だといって時計を渡すと紀子は号泣する。がらんとした部屋で一人、周吉は静かな尾道の海を眺めるのだった。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.20点

Yahoo!映画(5点満点)          4.50点
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 (以下工事中)

七人の侍

『七人の侍』1954年日本映画モノクロ
監督 黒澤明

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島田勘兵衛(しまだかんべえ) - 志村喬
菊千代(きくちよ) - 三船敏郎
岡本勝四郎(おかもとかつしろう) - 木村功
片山五郎兵衛(かたやまごろべえ) - 稲葉義男
七郎次(しちろうじ) - 加東大介
林田平八(はやしだへいはち) - 千秋実
久蔵(きゅうぞう) - 宮口精二

儀作(ぎさく) - 高堂国典
茂助(もすけ) - 小杉義男
万造(まんぞう) - 藤原釜足
与平(よへい) - 左卜全
志乃(しの) - 津島恵子
利吉の女房 - 島崎雪子
伍作(ごさく) - 榊田敬二
儀作の息子夫婦 - 熊谷二良(息子)、登山晴子(息子の嫁)
久右エ門の婆様 - トメさん(ロケ地近くの老人ホームの入居者)声:三好栄子
人足 - 多々良純(人足A)、堺左千夫(人足B)、関猛(人足C)
饅頭売 - 渡辺篤
琵琶法師 - 上山草人
僧侶 - 千葉一郎
盗人 - 東野英治郎
強そうな浪人 - 山形勲
果し合いの浪人 - 牧壮吉
利吉を蹴飛ばす浪人 - 清水元
茶屋の親爺 - 杉寛
町を歩く浪人 - 仲代達矢、宇津井健、加藤武(ノンクレジット)
野武士の頭目 - 高木新平
副頭目 - 大友伸

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 前半部と後半部の間に5分間の休憩があるインターミッションの上映形式。前半部では主に侍集めと戦の準備が、後半部では野武士との本格的な決戦が描かれるが、「侍集め」、「戦闘の準備(侍と百姓の交流)」、「野武士との戦い」が時間的にほぼ均等で、構成的には三部に分かれるという見方もできる。


 戦により行き場を失い盗賊と化した野武士(百姓たちは「野伏せり」と呼ぶ)たちが良民を脅かす戦国時代のある農村。麦が実ると同時に野武士たちが略奪に来る事を決めたことを知り、村人たちは絶望のどん底に叩き落とされていた。前年も野武士の略奪に合っていたがゆえ、若い百姓の利吉は、野武士を皆突き殺すべきだと主張する。村人は怖気づき反対するが、長老は戦うことを選択し、侍を雇うことを思い立つ。


 町に出た利吉、茂助、万造、与平の四人は侍を探すが、ことごとく断られ途方にくれる。そんな中、利吉達は僧に扮して盗人から子供を助け出し、礼も受けずに去ってゆく初老の浪人・勘兵衛の姿を目撃する。同じく騒ぎを見ていた柄の悪い浪人風の男が勘兵衛に絡んだり、若侍の勝四郎が勘兵衛に弟子入り志願したりする中、利吉は勘兵衛に野武士退治を頼みこむ。しかし勘兵衛は飯を食わせるだけでは無理だと一蹴、やるとしても、侍が7人必要だという。


 しかし、これまで百姓を馬鹿にしていた同宿の人足に、百姓の苦衷を分かっていながら行動しないことをなじられ、勘兵衛は引き受けることとする。勘兵衛の下に、勘兵衛の人柄に惹かれたという五郎兵衛、勘兵衛のかつての相棒七郎次、きさくなふざけ屋の平八、剣術に秀でた久蔵が集う。さらに利吉達の強い願いで、まだ子供だとして数に入ってなかった勝四郎も六人目として迎えられる。七人目をあきらめて村に出立しようとしたところに、例の柄の悪い浪人風の男が現れて菊千代と名乗り、翌日村まで勝手について来る。


 村に到着した侍たちに村人は怯え、姿を見せようとしないが、菊千代の型破りな行動でその警戒は解かれ、菊千代が七人目と認められる。勘兵衛たちは村の周囲を巡り、村の防御方法を考案する。百姓たちも戦いに加わるために組分けされ、個性的な侍たちの指導により鍛え上げられる。


 一方勝四郎は山の中で男装させられた万造の娘・志乃と出会い、互いに惹かれてゆく。ある日、この村の百姓が落ち武者狩りをしていたことが判明し、侍たちは憤るが、菊千代がそうさせたのは侍達だと百姓の出であることの分かる激怒を見せると、侍たちは怒りを収める。 そんな中、麦の刈り入れのあとは防衛線の外になってしまう離れ家は引き払ってほしいとの申し出を聞いた茂助は、自分たちの家だけを守ろうと結束を乱す。それに対し勘兵衛は抜刀して追いたて、村人に改めて戦の心構えを説く。



 麦の収穫が行われ、しばしの平和な時もつかの間、ついに物見(偵察)の野武士が現れる。物見を捕らえ、本拠のありかを聞き出した侍たちは、利吉の案内で野武士の本拠へと赴き、焼き討ちを行うが、野武士にさらわれた妻を火の中に追いかけんとした利吉を取り押さえようとした平八が野武士の銃弾に倒れる。皆が平八の死を悼む中、菊千代は平八が作り上げた旗を村の中心に高く掲げる。それと同時に野武士が来襲、戦いの幕が切って落とされる。


 柵と堀によって野武士の侵入は防がれたものの、離れ家と長老儀作の水車小屋は、野武士に焼かれる。水車小屋から動こうとしない儀作を引き戻そうとした息子夫婦も野武士に殺されるが赤子だけは助かり、菊千代はそれを抱いて「こいつは俺だ」と号泣する。


 その日の夜から朝にかけ、勘兵衛の地形を生かした作戦が奏を功し、野武士の頭数が順調に減ってゆく中、種子島(火縄銃)を分捕ってきた久蔵を「本当の侍」と評する勝四郎の言葉を聞いた菊千代は、抜け駆けして手柄を得ようと持ち場を離れる。その隙に戦法を変えて襲来した野武士によって与平を含む多くの村人が戦死し、侍も五郎兵衛を失う。


 追い詰められた野武士との決戦前夜、勝四郎は志乃に誘われ初めて体を重ねる。その場を万造に見咎められるが、利吉は野武士にくれてやったのとは訳が違うと万造を一喝する。


 翌朝、折からの豪雨の中、残る十三騎の野武士をすべて村に入れての泥まみれの決戦が始まる。久蔵が小屋に潜んだ野武士の頭目に撃たれ、続いて菊千代も撃たれるが、頭目を相打ちで葬り、ついに野武士は全滅する。


 初夏、田植えが歓喜の中で行われている。しかし、志乃は勝四郎を忘れようと田に入る。勘兵衛は、勝ったのは百姓たちであり自分たちではないとつぶやく。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  8.64点

Yahoo!映画(5点満点)          4.74点
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 (以下工事中)

私をスキーに連れてって

『私をスキーに連れてって』1987年日本映画
監督 馬場康夫

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池上優: 原田知世
矢野文男: 三上博史
佐藤真理子: 原田貴和子
小杉正明: 沖田浩之
羽田ヒロコ: 高橋ひとみ
泉和彦: 布施博
恭世: 鳥越マリ
ロッジのオーナー: 上田耕一
ゆり江: 飛田ゆき乃
課長(文男の上司): 小坂一也
所崎: 竹中直人
田山雄一郎: 田中邦衛

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 総合商社「安宅物産株式会社」に勤める矢野文男は、会社では冴えない商社マン。高校時代からのスキー仲間とゲレンデへ出ても奥手の文男は女性と喋れず、仲間が連れて来る女性にも全く興味をもたない。ところが一旦ゲレンデに出れば、誰もが舌を巻く名スキーヤーになる。


 いつものようにスキー仲間の泉和彦・小杉正明・羽田ヒロコ・佐藤真理子と滑走中、雪に埋もれ、もがいている女性(池上優)を見つける。文男と泉が助け出した瞬間、文男は池上優に一目惚れしてしまう。その雰囲気を敏感に感じたヒロコと真理子は池上優と文男を強引にくっ付けようと計画を立て、優を巻き込んだ恋愛ストーリーへと発展する。


 優との交際を始めた文男は、バレンタインデーに志賀高原スキー場で仲間と滑っていた。しかしこの日、文男が商社で携わるプロジェクトに大問題が生じる。逸早く緊急事態を聞いた優は一人で万座温泉スキー場を目指し、日没近くの山越えを断行する。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  6.66点

Yahoo!映画(5点満点)          4.32点
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 (以下工事中)

フラガール

『フラガール』2006年日本映画シネカノン
監督 李相日

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平山まどか - 松雪泰子
吉本紀夫 - 岸部一徳
谷川紀美子 - 蒼井優
木村早苗 - 徳永えり
熊野小百合 - 山崎静代(南海キャンディーズ しずちゃん)
佐々木初子 - 池津祥子
神山愛子 - 浅川稚広
蔦谷米子 - 安部魔凛碧
相馬純子 - 池永亜美
宮田比呂子 - 上野なつひ
岩田律子 - 内田晴子
内藤恵子 - 直林真里奈
小野寺ひらめ - 近江麻衣子
小川直子 - 楓
岡本真理子 - 栗田裕里
武藤澄江 - 田川可奈美
福田将美 - 千代谷美穂
柳里子 - 豊川栄順
田口ゆき絵 - 中村雪乃
芦屋めい - 中浜奈美子


谷川洋二朗 - 豊川悦司
谷川千代 - 富司純子
木村清二 - 高橋克実
石田 - 寺島進
猪狩光夫 - 三宅弘城
熊野五郎 - 志賀勝
徹 - 眞島秀和

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 昭和40年(1965年)、大幅な規模縮小に追い込まれた福島県いわき市の常磐炭鉱。危機的状況の中、炭鉱で働く人々が職場を失う現実・苦悩に立ち向かい、町おこし事業として立ち上げた常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生から成功までの実話を元に描いた。ハワイアンミュージックと本格的なフラダンスショーが描かれている。(ウィキペディアより)
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ぐっちーランク               A ★★★

みんなのシネマレビュー(10点満点)  7.05点

Yahoo!映画(5点満点)          4.30点
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 (以下工事中)